2018年3月

大王わさび農場でおもうこと・・・

アルプスの降雨降雪が、十年の歳月を経て湧き出す場所のひとつに安曇野があります。
年間を通して湧水の平均水温は12度から13度程のこの場所は、
全国でも有数の『わさび』の生産地でもあるのです。
初めてこの場所を訪れたのはもう30年も前の事。
『大王って、変わった名前やなぁ』
敷地内にある大王神社や、その名前の由来には、
そののち、何度も訪れるようになった私にとって、心を動かされることが沢山あるのです。
平安時代の初め、坂上田村麻呂によって討伐されたという『八面大王』
今でも色んな説があるのですが、その八面大王の事が何時しか悪者に思えなくなったのです。


大王神社の先へ進むと、わさび畑には『幸いのかけ橋』が架かっていて、大切な人と渡ると幸せになれる場所。人気の撮影スポットです。
その先には、八面大王が最後にたてこもったとされる有明山の麓の岩屋『大王窟』の再現や、
七福神が祀られた『開運洞』があります。巨石の迫力には本当に圧倒されるのですよ。
ぜひ入ってみて下さいね。
そして『名水百選』日本一の評価を頂いたわさび田湧水が敷地内にあるのです。
その足元には、水かけ親子のかえるがいて、親ガエルに水をかけると無事に帰れます。
みかけたら必ず水をかけてあげて下さいね。
そして子ガエルにかけると若返るそうなのです。私にはこちらも必要ですね。
わさび農場の一番の人気者、『わさびソフトクリーム』はほんのりわさびの風味が爽やかです。
とっても寒い真冬でも、これは是非とも賞味していってくださいね。
水車のひとつが、老朽化の為付けかわって新しくなっていました。
これから頑張って廻り続けてゆく水受けにも、いつしか苔が生えて、
長い年月をかけてその水辺の風景に溶け込む色にかわってゆくのです。
水を搔く優しい音をたてながら廻る水受けと、流れてゆく水の行方を眺めながら、
『時間って、何なんやろ・・・』などとずっと考えていたりするのです。

大王わさび農場
https://www.daiowasabi.co.jp/

早春を彩る幸せの色のこと・・・

美しい黄色い花に会いに、四賀の福寿草祭りへ出かけてきました。
福寿草・・・
遠い遠い昔から、福を招く縁起の良い花であると言われています。
北側の斜面でよく育つといわれているように、群生地はそのような急な斜面に張り付く様にしてありました。
光を浴びて輝く黄色の無限な階調にこころをうばわれていると、
その視界にミツバチの姿が現われたのです。
冬の寒さの中で、冬眠をすることなく春までじっと耐えながら、
春を待つ福寿草たちの開花を待って花の周りをめぐり、そして飛び廻る。
そんなふうに花の周りを飛び廻るのは、およそひと月の寿命の中で後半のおよそ2週間・・・
一生懸命に蜜を集めて働くミツバチをファインダー越しに見つめていると、
なぜかいとおしく思うのです。
福寿草・・・どんな香りがするのかな、そして集めた蜜はどんな美味しい味がするのかな・・・
そんなことを思いながら、『私もがんばるでぇ・・・』とつぶやいたりするのです。

信州は、これから花が咲き乱れる季節にはいります。
当ホテルから少し足をのばせば、そこはもう息をのむほどの景観が広がります。
そしてここは松本市四賀会田(旧四賀村)・・・ホテルからおよそ30分程の所にあります。
福寿草祭りは、今年は3月21日まで開催され、早春の四賀を彩ります。

春の雪のこと・・・

明け方のまだ暗いうちから降り始めた雪は、
ほんの数時間ほどで辺り一面を白銀の世界にかえるのです。
湿り気を含んだ重い雪は、熱をためこんだ地面の上を
陽光の眩しさを増した中で真っ白な湯気となって消えてゆくのです。

北アルプス展望美術館は、ホテルから車でおよそ30分程。
安曇野の盆地を挟んで反対側の東の山の斜面にあります。
そして併設されているあづみ野池田クラフトパークは、広大な芝生の広場がひろがっていて、
その高台からは複合扇状地からなる、 美しい大地の景観が拡がっているのがみえるのです。

公園にはソメイヨシノや大山桜が植栽されていて、
それらの蕾も、開花の為に少しずつ準備をしている様子が愛おしくてなりません。
種や、あるいは小さな苗から大きく育った木々たちは、
今のその場所でずっとずっと生きていくのです。
『枯れるんやないでぇ…ずっとこれからも花、咲かせてなぁ…』
そう思いながら、 春の雪を眺めているのです。

北アルプス展望美術館
http://azumino-artline.net/ikeda/

あづみ野池田クラフトパーク
http://www.ikedamachi.net/0000000317.html

すぐ側には葡萄畑が広がっていて、安曇野産のワインになるのです。